「yoshiokubo」の22/ 23秋冬コレクションのテーマである、「イカ上り」を踏襲した新作を今回のプレゼンテーションのためだけに製作。

「風と布」という言葉を手がかりに、空気の流れである「風」と、それを受けとめる「布」の関係性を、最適な美しさに昇華させようというのが今プレゼンテーションの試みです。

 

 使用した生地は撥水性の高密度織物で、ナイロンやポリエステルといった極めて軽いもの。

織物を採用した理由は、高密度であっても僅かに空気を逃さなければ最適なバランスで風を受け止めてくれないためです。

シルエットも過去のクリエイティブとは異なるアプローチから取り組んだ結果、ダイナックになものになったかもしれません。

 

 新しいアプローチから造られる服づくりを、是非本日のプレゼンテーションでお確かめください。

 

 

 

“色んな風を、溜めたり、抜けさせたり、なびかせたり、回したり…。何度も繰り返しました。

目には見えない風が、１秒たりとも同じ表情をみせない衣服によって「見る」ことが出来るのではないか。

服づくりを通じた、自分なりの風の設計への挑戦です。”

 

久保嘉男

 

 

 

今回製作した8体のうち7体のドレスがデジタル化されます。「yoshiokubo」デザインの元、デジタルファッションファクトリー「X-couture」が制作を手掛け3Dモデリング、フォトグラメトリ等の手法でのデジタル化、及びNFT（非代替性トークン）付与を行うことでデジタル上でしか成し得ない表現を実現しました。

7体のデジタルドレスの一部は、4月1日より販売が開始される予定となっております。なお「yoshiokubo」のデジタルドレスの販売元は「X-couture株式会社」となっています。

 

 

 

 

Director : Junya Yamada

Artistic Director : Shinichi Miter

Music : Licaxxx

Hair&Makeup : Masayoshi Okudaira

Film direction : Oudai Kojima