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裏側から見た、24年秋冬アイテムの魅力 vol.3

 yoshiokubo企画スタッフが2024年秋冬コレクションの中でも、特に胸を張っておすすめしたい商品にフォーカスし、みなさまにお伝えする「裏側から見た、24年秋冬アイテムの魅力」。 今回はvol.3をお届けします。

―紹介したいアイテムは?
TWIST DUFFLE COAT

―TWIST DUFFLE COATを選んだ理由は?
ツイストされたデザインで、僕の中では「隠れた定番」と呼んでいます。その良さをぜひ皆さんに知ってほしいと思ったからです。

―ひとつ目のポイントは?
切り替え線やポケット位置など緻密に計算して配置することで、まるでツイストしたように見せているところです。 パリコレに参加した20年秋冬シーズンからこのツイストの要素を取り入れたデザインをシリーズ展開してきたのですが、その中でも人気なのがダッフルコートです。 Fall / Winter 2020 Runway Photo

通常のダッフルコートのシルエットでパターンを作成し、切り替え線を変えていく作業を経て出来上がっています。

例えば、左身頃の裾や右身頃の首元が鋭利になっている点、左右の肩線の位置が違う点、後ろ中心線が斜めになっている点など左右非対称にできていて、タオルをぎゅっと絞った時のような捩れた様を表現しています。 よーく見るとディテールに違和感がある、というのがこのデザインの特徴です。 ―ふたつ目のポイントは?
トグル部分をとめる紐の部分のグラデーションに注目していただきたいです。 ディテールにひと手間加え、アクセントをプラスしました。

紐の端からちょうどいい塩梅でグラデーションになるよう50回以上は試作したと思います。 自宅に持ち帰って夜な夜な試したのは思い出です(笑)

コートは3色展開でそれぞれの色に合わせてグラデーションの色も変えています。 大変だったことといえば、染めたい色によっても染まり方が違うので、逐一、ノートに温度と染料に漬ける時間を書き留めたところです。

販売のために量産する段階になると、付属屋(今回でいうと、トグル部分をとめる紐を作ってくれた業者さん)と効率のいい方法を相談したのでスムーズでした。 ―みっつ目のポイントは?
ディテールへの配慮です。袖は、着脱がしやすいよう裏地付きで、身頃はフロントを開けて着た際に端正に見えるよう裏地なしでパイピング始末にしています。 こうすることで布の端がほつれないように保護する役目があります。裏地を付けて覆い隠す方法だとこの始末をする必要がないので、今回のように「見えるからこそ必要な細かい配慮をおろそかにしていない」という部分はぜひ注目していただきたいポイントです。

アームホールは一般的なアウターに比べて大きいので、分厚いトップスやセーターも難なく着込めます。 このツイストしたデザインを取り入れたアイテムは、年明けに入荷が始まる25年春夏コレクションでも登場します。頑張って製作しているのでぜひ楽しみにしていてください。

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