This site has limited support for your browser. We recommend switching to Edge, Chrome, Safari, or Firefox.

裏側から見た、24年春夏アイテムの魅力 vol.1

すっかり暖かくなり、そろそろ冬物を片付けて春夏の準備を始める時期になりました。 今回は、2024年春夏コレクションの中で、一枚着るだけで楽しめるアイテムに焦点を当て、yoshiokubo企画スタッフにその魅力やポイントをヒアリングしました。

―そもそも企画スタッフとは?
うちの場合は、デザイナーが考えたアイディアを商品化する仕事、と言う感じです。 例えば、新しい製品やコレクションの企画のほか、製品のラインアップを決定し、各製品のデザインや仕様、価格設定などを決めたりします。

―紹介したいアイテムは?
ORGANDY TRUCKER JACKET

―このシャツジャケットを選んだ理由
縫うのが大変な一着だったから。笑 ―縫い代について
服を縫い合わせる際、端の始末は色々なやり方がありますが、ORGANDY TRUCKER JACKETはシャツによく用いられる“折り伏せ縫い”で始末しています。 そうすることで、縫い代が表に出ることなくスッキリして見えます。

なぜこの始末にしたかと言うと、このジャケットは、オーガンジー素材を使用した透け感のある素材なので、スッキリ見せたかったからなんです。 デザイン以外にも、折り伏せ縫いは、縫い代が隠れることで、肌あたりが良いとか、ほつれにくいので耐久性も期待できるというメリットがあります。 縫い代が重なっている分やや厚みも出るので、ぽこっとしたディテールが生まれ、アクセントにもなります。

脇線や胸ポケットなど、切り替えている全ての場所をこの折り伏せ縫いで仕上げているので作り上げる工程は複雑で…縫製工場さんにはやや渋られました。笑 このシャツジャケットを脱いで手に持ったり、肩にかけた時にぜひその辺りも見ていただけると嬉しいです。


―ボタンについて
前立てにボタンを取り付ける際、通常だとボタン一つひとつ縫い付けますが、このシャツジャケットはそうではありません。 ‘パラシュートボタン’という並行に2つ細長く空いた穴が特徴的で、そこにテープを通し、土台となる生地に叩きつける手法でボタンを取り付けています。

これは、ミリタリーウェアに見られるもので、ボタンが引っ張られて取れないよう、強度を出すためにこのような仕様になっています。 このORGANDY TRUCKER JACKETは1950~1960年代のワークウェアの形を参考にしているので、このボタンのデザインをあえて選んでいます。

もちろん、デザイン的な観点から、アクセントになるという意味もあります。 ―全体のデザインについて
このシャツでは、縫い代やボタンなど、耐久性を重視した要素を使用していますが、パッと見た際のデザインはそれを感じさせません。 春夏らしく軽やかなオーガンジー素材を使用しながら、細部には実用性の高い要素が取り入れられていて、その強弱のコントラストが絶妙だなと思っています。 ぜひ「違和感」みたいなものを感じながら着るのを楽しんでもらいたいです。

以上、ORGANDY TRUCKER JACKETについてご紹介しました。
シャツジャケットの商品ページはこちら

vol.2も今後掲載予定なのでどうぞお楽しみに!

公式インスタグラムアカウント
@yoshiokubo_official

公式LINEアカウント
@yoshiokubo

Cart

No more products available for purchase

Your cart is currently empty.