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「KESSAKU」やった! ランウェイショー@浅草花やしき

久保です。
2025年3月17日、“日本初の遊園地”とも言われる「浅草花やしき」で、yoshiokubo Fall/Winter 2025 Collection「KESSAKU」のランウェイショーを開催しました。 今回はその感謝とお詫び、感想などを語っていきます。

舞台が整うまで

前回のショー*の反響がびっくりするほど大きくて、柄にもなくプレッシャーを感じながら準備を始めることになった2025FWのショー。 結果的に、今回も誰もやったことがないおもろいショーができたと思っています。 *大興奮!一夜限りの「吉本新喜劇ファッションショー」を振り返る

正直なところ、今回は会場となる舞台選びから悩みまくっていました。 いろんな人に「何かいいアイディアないか?」と相談し、候補が上がっては消え、を繰り返す日々。悩みに悩んで、以前から何度も「やってみたいな」と考えていた、とっておきの“カード”を切ることにしました。

それが今回の会場となった「浅草花やしき」です。 お声がけしたところ、希望していた日がピンポイントで確保できたんです! これはもう「ここでショーをしろ」ということなんやろうな、という気になりましたね。

じゃあ、どんな世界観を見せようか、という話になるわけですが、これも本当に難題でした。 「浅草花やしき」には子ども達が小さい時に何度も遊びに行っていたのでどんな雰囲気かは分かっていたし、迷路のようで非日常を感じさせるところは共鳴する部分が多いとは思っていたんです。 ただ、遊園地内にはいろんな飾り付けや文字といった要素も多く、それらと今回見せたい洋服を融合させて”ひとつの世界観”を創り出すには、一捻りも二捻りも必要になりました。

しかも、今回は演出を自分達でやることにしたので、どうしていくかは完全な手探り状態! 多分、「浅草花やしき」のスタッフみなさんも「どんなショーになるのか? 何が始まろうとしているのか?」と大いに疑問に思ったでしょうし、戸惑う部分も多かったんじゃないかと想像します。 しかし、「浅草花やしき」のみなさんは本当にプロフェッショナルで、こちらの希望やイメージを汲んで、めちゃくちゃに協力してくださいました。 改めて、本当に感謝、感謝です!

さて、舞台は整ったところで、次は音響と照明です。世界観を目で、耳で、感じ取ってもらうためにはこの要素がバチっとハマらないとどうしようもありません。 で、ここでもハードルになったのが「今回のショーではyoshiokuboスタッフで演出をする」ということ。通常、演出担当が音響や照明担当にショーのイメージを伝えて世界観を作り込んでいくのですが、そのハブになる役割を「手探り状態のyoshiokuboスタッフ」がやるのですから、こっちはこっちで「どんなショーになるのか? 何が始まろうとしているのか? 何がしたいのか?」と難しさを感じたのではないかと思います。 ただ、やっぱり音響担当チームも照明担当チームもプロフェッショナル!  こちらの要望をうまく汲んでくださり、最高に最高な yoshiokubo Fall/Winter 2025 の世界観を作り上げてくれました。

ショーの舞台裏はバタバタ! 申し訳ない出来事もありつつ、無事の締めくくりへ

いよいよショーの本番。 
その週は「荒天になるかもしれない」との予報もあったのですが、当日は晴れ! ホッとしました。 というのも、絶対に晴れてほしい理由が今回のショーにはあったんです。その種明かしは後ほど。

開場と同時にお客様を誘導したのですが…
ここでひとつお詫びを。
当日、どうやら「まったくショーが見えないエリア」ができてしまったようです。 せっかく来ていただいたのに本当に申し訳なかったです。

しかし、ショーは進行していきます。
特に、シーズンコンセプト「KESSAKU」と題し、「あり得ないほど複雑多岐、エクストリームなパターンの可能性を纏うコレクション」を掲げた yoshiokubo Fall/Winter 2025 のショーで見せたい洋服の型数は多く、30人ものモデルに歩いてもらうことになっていたので、バックヤードはひっちゃかめっちゃか!  最後の最後に予定している仕掛けもあったので、僕自身も普段にはないほど動き回っていました。
当日の動画はこちらから見られるので、ぜひ1回目は普通に。2回目以降は「舞台裏はどんな様子だったか」を想像しながらご覧いただければと思います!



フィナーレは30人近くのモデルが次々に歩き出し、でっかいヤクのバッグを担ぐモデルが歩き終えたところでショーは最終盤。

通常はこの後にデザイナーが出てきて拍手!というところなのですが、せっかくの「浅草花やしき」。ジェットコースターに乗ってデザイナーが登場する、という「そっから出てくるんかい!」な締めくくり方にしました。 まさに、「浅草花やしき」を舞台にしたからこそできること。 出てくるタイミングを見極めるのはなかなかドキドキしました。 

今回の「おもしろい」は enjoy! ショーが終わったら帰るなんてもったいない!

ここまでコンテンツ盛り盛りのショーだったわけですが、何度でも言いますが、ここは「浅草花やしき」。 普通のショーのように「ランウェイを見てもらったら解散!」にするのはもったいないな、と思ったのと、なにより、「おもろいことをしたい。ケッサクやったな! と感じてほしい」ということで、みなさんに一緒に楽しんでもらうためのコンテンツも用意しました。 

ちなみに、ここで言う「ケッサク」は大阪弁の「ケッサク」で、いわゆる「非常に優れた作品、最高の作品」という意味とは少し違った意味でつかっています。想像とは違った意表を突くような“オチ”に出会った時などに思わず口をつく、単に「おもしろい」だけでなく、「思わず感心してしまう」「その発想はなかった」といった感じです。

じゃあどうケッサクやったのかというと、輪投げや的当て、遊園地のアトラクション。そして、ゆるキャラ的に登場するヨシオクボ。 まるで文化祭の模擬店やバザーのようなノリの、一夜限りの“お祭り空間”を作り上げ、みなさんにも楽しんでもらえるようにしました。 めいっぱい遊んでいただけたようで、的当てで用意していたアタリの賞品は全部なくなり、粗品として用意していたタオルもなくなったとのこと。 なかには「自分もお店屋さん側をしたい!」という方もいたようです。 実際にyoshiokuboスタッフも遊園地のバックヤードを少しだけ体験できたり、模擬店をする楽しさを感じたり、本当に心から楽しいショーができました。 こんな体験ができたのはやっぱり「浅草花やしき」のみなさん、音響・照明のみなさんのおかげ。 特に、花やしきスタッフはきっとこれまでファッションショーに携わることはなかっただろうし、こちらが手探りの中で対応していただくことになったので不安なこともあったはず。なのに、音響・照明のみなさんと一緒に「やったるで!!」というすごい熱量と意気込みで協力してくださって、本当にいい人たちに恵まれたな、と思いました。

もちろん、お越しくださったみなさんが楽しんでくれたおかげでショーが完成したのは言うまでもないこと。 きっとこんなショーは他にはないものでしょう。 あるスタッフは、「終わった瞬間に『感謝』という言葉が思い浮かんだ」とのこと。 本当にそんな気持ちでしたし、帰り際に見上げた浅草寺とスカイツリーはいつも以上にめちゃくちゃキレイに感じました。

前回の吉本新喜劇とのコラボではショーを通じて「funny(おもしろい、楽しい、笑える)」を体験していただきましたが、今回のショーでは「enjoy(おもしろい、楽しい、満喫する)」を実感していただけたと確信しています。 じゃあ、次はどんな「おもしろい、楽しい」を作っていくか…?
実はもう構想はあるんです! 

なかなか自信があるので、ぜひワクワクしながらお待ちください!

それまでは、yoshiokubo Spring / Summer 2025 Collection「守・破・離、自在」のアイテムをぜひ!
2025SSコレクションのアイテムはこちら

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