こんにちは、久保です。今回は僕が最近やった仕事であるコラボバッグの話をします。ちょうど発売されたタイミングなんで。
皆さん、「ブリーフィング(BRIEFING)」というバッグをご存知ですか?黒字に赤いブランド名のロゴが印象的なアレです。最近はゴルフバッグが死ぬほど相当に売れてるんですが、その別ラインに「ファーロ(FARO)」という比較的新しいヤツがあるんです。非常にミニマルな見た目ながら、撥水性に富んだ、技術的に凄い商品なんです。縫製もかっちりしてますしね。
ちょっと前に知人を介してお話をもらい、そのファーロとコラボをすることになったんです。いつものように、人と違うことをやりたいもんですから、「さて、どないしようかな」と思案しました。
バッグですが、テーブルの上に置いても映える、美しいものがいいな、と。レストランとか行った時に、オブジェのような佇(たたず)まいでテーブルの上にあるのって良くないですか。 なんとなく、そんなイメージを頭に浮かべましたが、さて、どんなデザインにするか。ある日曜日でしたか、家で娘が筆箱にシールを貼っているのをぼんやり見ていました。僕にとっては何十年も前の話ですが、小さい頃に自分も同じようなことやってたなあ、と思い出しました。
少し前から自分のルーツをアイディアソースにして作品を作ることが多くなっていたのもあり、これにしようと決めました。 自分が今やってることとも辻褄が合う。自分のルーツというのはアイディンティティそのものですから、他の誰でもない自分らしさを出せるはずですしね。
■久保嘉男に影響を与えた3人
筆箱と言えば、僕が小学校の頃はデザイン筆箱みたいなんがありました。もう、たぶん無いんですけど、そんな無いもんほど自分は萌える。勉強机の上にあった三角定規とか分度器とか、今は全く日常では使いませんが、考えてみたら面白いなと。デザインのアイディアはここから取りました。誰もが見慣れた形がいいなと思っていたので、(半)丸とか三角とか長方形といったスタンダードなものを選んでます。
で、さっき言ったように、いかに映させるかについては、自立するのが大事です。しっかりとね。卓上をステージと捉え、いかに自立したバッグで映えさせられるかを考えてデザインしました。 クラッチとしても持てるような小ぶりなサイズ感にしたのは、そもそも最近、バッグってあんま持たないと思ったからです。自分もそうですし。
本体の裏側にはカード入れも添えています。キャッシュレス時代になって、カードかスマホさえ持っていれば財布を持たない人も増えてきたので、クラッチはアクセサリー感覚で持って、でもその中に嵩張る財布は入れないっていうのは今のライフスタイルに合ってるんじゃないかな、と想像してます。
ちなみに、そこにはクレジットカードに似たネームプレートを同梱してます。そのカードに書いている数字はポケベルで入力した時に「ファーロ/ヨシオクボ」と読める番号。番号だけでコミュニケーションを取るのって、なんか面白くないですか? もうひとつ余談ですが、カード表面の左側に書き添えた数字は、子どもにしか聞こえないモスキート音のナンバーです。子どもしか聞こえないって、おもろいし、なんか今回の企画である幼少の頃の思い出とリンクするようなしないような。
「yoshiokubo×FARO」は、12月3日からはBRIEFINGの一部店舗(表参道ヒルズ店、新宿店、玉川髙島屋S・C 店、なんばパークス店)で販売が始まったみたいです。お近くにお寄りの際はぜひ、お店で見てみてくださいね。
皆さん、「ブリーフィング(BRIEFING)」というバッグをご存知ですか?黒字に赤いブランド名のロゴが印象的なアレです。最近はゴルフバッグが死ぬほど相当に売れてるんですが、その別ラインに「ファーロ(FARO)」という比較的新しいヤツがあるんです。非常にミニマルな見た目ながら、撥水性に富んだ、技術的に凄い商品なんです。縫製もかっちりしてますしね。
ちょっと前に知人を介してお話をもらい、そのファーロとコラボをすることになったんです。いつものように、人と違うことをやりたいもんですから、「さて、どないしようかな」と思案しました。
バッグですが、テーブルの上に置いても映える、美しいものがいいな、と。レストランとか行った時に、オブジェのような佇(たたず)まいでテーブルの上にあるのって良くないですか。 なんとなく、そんなイメージを頭に浮かべましたが、さて、どんなデザインにするか。ある日曜日でしたか、家で娘が筆箱にシールを貼っているのをぼんやり見ていました。僕にとっては何十年も前の話ですが、小さい頃に自分も同じようなことやってたなあ、と思い出しました。
少し前から自分のルーツをアイディアソースにして作品を作ることが多くなっていたのもあり、これにしようと決めました。 自分が今やってることとも辻褄が合う。自分のルーツというのはアイディンティティそのものですから、他の誰でもない自分らしさを出せるはずですしね。
■久保嘉男に影響を与えた3人
筆箱と言えば、僕が小学校の頃はデザイン筆箱みたいなんがありました。もう、たぶん無いんですけど、そんな無いもんほど自分は萌える。勉強机の上にあった三角定規とか分度器とか、今は全く日常では使いませんが、考えてみたら面白いなと。デザインのアイディアはここから取りました。誰もが見慣れた形がいいなと思っていたので、(半)丸とか三角とか長方形といったスタンダードなものを選んでます。
で、さっき言ったように、いかに映させるかについては、自立するのが大事です。しっかりとね。卓上をステージと捉え、いかに自立したバッグで映えさせられるかを考えてデザインしました。 クラッチとしても持てるような小ぶりなサイズ感にしたのは、そもそも最近、バッグってあんま持たないと思ったからです。自分もそうですし。
本体の裏側にはカード入れも添えています。キャッシュレス時代になって、カードかスマホさえ持っていれば財布を持たない人も増えてきたので、クラッチはアクセサリー感覚で持って、でもその中に嵩張る財布は入れないっていうのは今のライフスタイルに合ってるんじゃないかな、と想像してます。
ちなみに、そこにはクレジットカードに似たネームプレートを同梱してます。そのカードに書いている数字はポケベルで入力した時に「ファーロ/ヨシオクボ」と読める番号。番号だけでコミュニケーションを取るのって、なんか面白くないですか? もうひとつ余談ですが、カード表面の左側に書き添えた数字は、子どもにしか聞こえないモスキート音のナンバーです。子どもしか聞こえないって、おもろいし、なんか今回の企画である幼少の頃の思い出とリンクするようなしないような。
「yoshiokubo×FARO」は、12月3日からはBRIEFINGの一部店舗(表参道ヒルズ店、新宿店、玉川髙島屋S・C 店、なんばパークス店)で販売が始まったみたいです。お近くにお寄りの際はぜひ、お店で見てみてくださいね。