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裏側から見た、25年秋冬アイテムの魅力 SHAGGY TWIST VEST

企画スタッフが推すベストの魅力

デザイナー久保のすぐそばで、日々服づくりに携わる企画スタッフに制作秘話をヒアリングするシリーズ。
今回は、25年秋冬アイテムをピックアップし、深掘りしていきます。

紹介したいアイテムは?

SHAGGY TWIST VESTSHAGGY TWIST VEST」の最大の特徴は、左右の身頃を流れるように繋ぐ「ツイスト」パターン。
従来のベストにはない斬新なデザインで、着る人の個性を際立たせる一着です。

選んだ理由は?

数シーズン継続して商品化している”ツイストパターン"を採用したベストは、起毛感のある素材も相まってインパクトのあるビジュアルが特徴です。
個人的に購入したアイテムで、スタイリングしやすく、長く着られるアウターとしてこちらのベストを選びました。

スタイリングのしやすさ①~合わせやすい

中に着るものを選ばない、スタイリングのしやすさは魅力です。
季節の変わり目ならTシャツやロンTなどカットソーを合わせてもいいですし、もう少し肌寒くなってきたら肉厚のスウェットやセーターと合わせても良いでしょう。

花やしきで披露したランウェイショーでは、SHAGGY TWIST DUFFLE COATを中に着るというスタイリング提案をしました。スタイリングのしやすさ②~レイヤードを楽しめる

中綿入りでふっくらしているためダウン見えしますが、ライナーとしても活躍するのでスタイリングの幅がグッと広がります。
先ほどコートの上からダウンベストを羽織る話に触れましたが、アウターの下に着ることもできるのでライナーとしても活躍します。

好みのレイヤードスタイルを見つけるのも楽しいかもしれないです。

スタイリングのしやすさ③~裏地の秘密 静電気対策もしっかりと

冬のスタイリングは重ね着必須です。
ただ、そこで脳裏をよぎるのが、異なる素材が摩擦によって電気を帯びるあの現象。いわゆる「静電気」の問題です。

ポリエステル×ナイロンやウール×ポリエステルなど静電気が発生しやすい素材の組み合わせがあるのですが、こちらのベストの裏地には帯電防止加工を施したナイロンを使用しています。 そのおかげで、中に着るトップスの素材を気にすることなく自由にスタイリングできるように工夫を施しています。
この点は「実際に着ること」を考えて仕掛けた、この服の推したいポイントです。

ディテールの特徴

最初にこのベストの特徴は「ツイストパターン」とお伝えしましたが、そこにさらにアクセントを加えているのが流線型のステッチです。

直線を縫うよりも格段に縫いづらさが増しますし、綺麗な弧を描いて縫うためには"ガイドライン"のようなものも必要です。
このポイントを目印にして縫っていくと綺麗な線に仕上がる、といったようにパターンには工夫が施されています。縫製工場に送るパターンの一部 

ディテールの余談

これは既製服ではスタンダードな工程なのですが…。中綿が入ったアウターはほぼ、表に綿が出てこないように"スパンボンド"という不織布が挟み込まれています。
これを入れていないと、生地のごくわずかな隙間から綿の繊維が飛び出てきしまうからです。イメージとしては、ダウン製品から羽毛が出てきた時のような感じですね。

SHAGGY TWIST VEST」も外側からは見えませんが、裏地と中綿、表地の間にはそれぞれにこのスパンボンドを重ねているので、表から見たら表地・中綿・裏地の3層の生地に見えます。
が、実はこのベストのスパンボンドは5層になっているというのも知っていて面白いポイントではないかなと思います。それだけしっかりとした作りになっているので、長く愛用していただけるはず。

今から使えて3月くらいまで活躍するベストなので、ぜひお手にとっていただけたら嬉しいです。

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